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| 書籍名 | : | 毒言独語 改版 | |
| シリーズ | : | 中公文庫 | |
| 著者 | : | 山本夏彦 | |
| 紹介版 | : | 2003年9月25日 改版 | |
| 発行所 | : | 中央公論新社 | |
| 定価 | : | 590 | |
| ひとことで言う | : | 一コラム一名言 | |
| 10 | 2006/ 3/14 | : | 「お年玉に百円出せ・40」より |
| 人前で立派なことを言う人なら、たいていうそつきである。 | |||
| 9 | 2006/ 3/13 | : | 「年賀状は虚礼だそうだ・37」より |
| 印刷された言葉なら、まずたいていは眉つばだと、一度は疑ってかかるがいい。 | |||
| 8 | 2006/ 3/12 | : | 「問答無用のこともある・34」より |
| この世は問答無用の些事から成っている。 | |||
| 7 | 2006/ 3/11 | : | 「みんな世の中が悪いのか・31」より |
| 非が常に他人にあって、みじんも自分になければ、経験が経験にならない。 | |||
| 6 | 2006/ 3/10 | : | 「著作権延長に反対する・28」より |
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歌は自らうたわれることを欲するのに、うたえば二重三重に金をとって、なお不足で五十年に のばすとは図々しい。 |
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| 5 | 2006/ 3/ 9 | : | 「おれお前あたしあなた・25」より |
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その使いわけが面倒だというなら、かのフランスを見よ、国語を大切にすること、わが国の 比ではないと、事ごとに感服するふりなんぞしないがいい。 |
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| 4 | 2006/ 3/ 8 | : | 「命ばかりはお助け下さい・22」より |
| あれほど惜しんだ命、また魂とはついに何か。 | |||
| 3 | 2006/ 3/ 7 | : | 「プウーと鳴る椅子・19」より |
| ビニールレザーはビニールのくせに、革にみせかけた新建材である。その心根がいやしい。 | |||
| 2 | 2006/ 3/ 6 | : | 「まずはめでたい結婚式・16」より |
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大げさに言えば、このまずはめでたいの、まずはのなかに、千万無量の思いがこもっている のだ。 |
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| 1 | 2006/ 3/ 5 | : | 「春秋に義戦なし・13」より |
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「春秋に義戦なし」と古人は言ったが、この世の中にニュースはないと、ながめて私は 楽しまないのである。 |
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