漢字検定 完全征服への道
漢字検定 2級 体験記 始めに
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 平成18年度 公開会場 第2回目の漢字検定2級は、「2ちゃんねる」で解答漏洩問題があった回で
テレビでも報じられ、一部では話題になりました。解答漏洩があった「四字熟語」と「対義語・類義語」は
自己採点では、それぞれ満点であったので、それによって得点が下がるのは残念でした。
 しかし、残念と言っていられない人もいます。人数こそ、そう多くはないと思いますが、合計点が合格点の
160点で、「四字熟語」と「対義語・類義語」が満点の人は、その採点変更により、110点となり、合格点と
考えられる120点(150×0.8=120)を大きく下回ってしまいます。
 最終的に合否がどう判断されたかは不明ですが、非常に後味の悪い検定回となってしまいました。
一受検者としては、漢検協会には、受検者の信頼を取り戻すよう再発防止対策をしっかりと行って頂き、
今後二度とこのようなことが無く、ましてや受検者が不愉快な思いをすることが無いように、適切で効果の
ある対応を期待致します。 
  今回の2級受検にあたって、主に使用した参考書は次の2冊です。
     『2級 漢字学習ステップ 改定版』(財)日本漢字能力検定協会 発行
     『漢字検定2級[頻出度順]問題集』 高橋書店 発行
     なお、「漢検」や漢字関係の書籍等は別窓『 漢字 書籍・道具紹介』にて詳細に紹介しているので、
     御覧下さい。
高橋書店の『漢字検定2級[頻出度順]問題集』は非常に評判が良い問題集であり、此れで合格したと言って
良い程使用させて頂きましたが、なんと出題形式が古いのです。使用した本は、「2006年8月30日」発行で
あり、最新版だと考えられます。多くの人が使用している筈ですから、下にその違いを示します。
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  分 野 ( 設 問 )  高橋書店[頻出度順]問題集 解説  現在の配点等
 短文中の漢字の読み(音・訓)  1問1点30問=30点。  1問1点30問=30点。
11  読み(同一漢字の音訓)  1問1点10問=10点。  現在は無し。
2  部首  1問1点10問=10点。  1問1点10問=10点。
 熟語の構成  1問1点10問=10点。  1問2点10問=20点。
 四字熟語  1問2点10問=20点。  1問2点15問=30点。
 対義語・類義語 書取  1問2点10問=20点。  1問2点10問=20点。
 同音・同訓異字 書取  1問2点10問=20点。  1問2点10問=20点。
 誤字訂正  1問2点10問=20点。  1問2点 5問=10点。
 送り仮名  1問2点10問=20点。  1問2点 5問=10点。
 短文中の書取(音・訓)  1問2点20問=40点。  1問2点25問=50点。
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 変更となっているのは、
  1.読み(同一漢字の音訓) 問題が無くなった。
      但し、その勉強は他の問題への力をつけるので是非そのまま行いたい。
  2.熟語の構成 問題の配点が1点から2点となった。
      熟語の構成は書き問題ではなく、選択のマークシートであり、コツを掴むと簡単なので狙い目。
  3.四字熟語の意味を選択する問題が増えた。
      四字熟語の意味を選択する問題もマークシート方式で配点2点なので、大きい。しかし、四字
      熟語の書き問題が出来ないと、意味も判らないだろうから良し悪しか。
  4.誤字訂正 問題が10問から5問となった。
      誤字訂正は漢検問題の中で一番面白いので残念。
  5.送り仮名 問題が10問から5問となった。
      送り仮名は漢字が書けても送り仮名を間違うとダメージが大きいのでいい方向か?。
  6.短文中の書取(音・訓) 問題が20問から25問となった。
      書きが基本なので問題なし。
次から、各出題分野毎に、「出題内容」、「注意事項」、「勉強・攻略法」、「受検感想」等を記します。
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