漢字検定 完全征服への道
漢字検定 2級 体験記 漢字の読み
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■出題内容 .
 配 点 : ・1問1点・30問=30点
 範 囲 : ・常用漢字(*1)全部と人名用漢字(*2)。現実としては、人名用漢字は殆ど出ない。
  *1 常用漢字:1945字
  *2 人名用漢字:戸籍上の名前に用いることができるとされている「常用平易な文字」
     のうち、常用漢字以外の漢字。現在は983字。
 内 容 : ・―線(傍線)で示された漢字の読みをひらがなで記す。
 傾 向 : ・音読み・訓読みとも2級新出漢字(*)が中心
  * 2級新出漢字:準2級・2級で初めて検定対象となる漢字337字。
    協会発行の『漢字学習ステップ』はその漢字を重点的に学習する。
・音読みが約20問、訓読みが約10問。訓読みは漢字のみを指示されるので送り仮名は
 気にしなくてよい。
■注意事項 .
・気を付けないといけないのは、―線(傍線)を引いた漢字の読みを記すので、余分な
 部分まで書いたら×。最初の問題なので、とりあえず、じっくりと落ち着いて行きたい。
・送り仮名のつく、語幹が4音節以上の漢字が比較的難しいので、確実に覚える必要がある。
  承る・・・(うけたまわ)る    
  憤る・・・(いきどお)る     潔い・・・(いさぎよ)い     著しい・・・(いちじる)しい
  恭しい・・・(うやうや)しい   陥れる・・・(おとしい)れる   志す・・・(こころざ)す
  覆す・・・(くつがえ)す     唆す・・・(そそのか)す    奉る・・・(たてまつ)る
  滞る・・・(とどこお)る      辱める・・・(はずかし)める   翻す・・・(ひるがえ)す
・特別な読み、熟字訓(*1)、当て字(*2)は知らないと読めないし、日常生活でも
 役に立つので理解を深めておく。
  *1 熟字訓:2文字以上からなる漢字熟語を日本語一語で読む読み方。
      土産を(みやげ)と読むと知らないと、絶対みやげとは読めない。
  *2 当て字:漢字本来に意味に関係なく単に字音や字訓だけを借りて、あてはめたもの。
      合羽を(かっぱ)と読むと知らないと、絶対かっぱとは読めない。 
■勉強・攻略法 .
・読みは漢検の中で一番簡単で、尚且つ基本となるものなので、最初から取り組む。
・勉強法として、最初の練習の時に読めなかった問題をチェックし、チェックした問題が
 全て無くなるまで、何回も繰り返す。最初から読めた問題はほぼ、何時やっても正解と
 なるし、チェックの入った問題は暫くするとまた、間違うものである。復習する時や検定
 直前の時も、最初のチェックが入った問題を重点的に行い取りこぼしのないようにしたい。
・『高橋書店[頻出度順]問題集』でも、AランクからCランクまで、全てを征服したい。読み
 練習はいつでも可能なので、とにかく時間が取れたら、僅かな時間でも繰り返して練習
 したら、それ程大変なことではない。
・読み問題で9割以上取れないと、合格の道は近くないだろう。
■受検感想 .
・自己採点:28点/30点   ・実際の得点:28点   ・全受検者の平均点:26.5点
・初っ端の「格子」戸を、「こうしど」と解答。正解は「こうし」。見直しでも気が付かなかった。
 練習でも時々間違えたが、本番で間違えるとは情けない。集中力不足というより、
 検定という緊張の為か。本人は特に緊張したとは思っていなかったが。
・「手綱」を「てづな」と解答。正解は「たづな」。読み方を知らなかった訳では無いが、
 何故か誤答。読み問題満点を狙っていたので、残念な結果となってしまった。
・読み問題を20問ほど回答した頃、手ごたえ十分。他の問題も一通り確認して
 感触は悪くない。そして調子に乗って「てづな」、油断大敵である。
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