
| 書籍名 : | 「文春文庫」 漢字と日本人 | ![]() |
| 著 者 : | 高島俊男 | |
| 発行所 : | 株式会社 文藝春秋 | |
| 発行年月日 : | 平成13年12月25日 第8刷 | |
| 定 価 : | ¥720+税 | |
| 頁 : | 250 | |
| 説 明 : | Amazon.co.jpの『漢字と日本人』を見る |
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| ・漢字関係の本は、案外と退屈だったり難しすぎるものが多いが、本書は興味を持続でき | ||
| 知的好奇心をくすぐり、一気に読ませる面白さである。 | ||
| ・本の構成は | ||
| 第一章 漢字がやってきた | ||
| 第二章 日本人は漢字をこう加工した | ||
| 第三章 明治以降 | ||
| 第四章 国語改革四十年 | ||
| 1 漢字をやめようという運動 | ||
| 2 国語改革とは何だったのか | ||
| 3 当用漢字の字体 | ||
| 4 新村出の痛憤 | ||
| 終章 やっかいな重荷 となっていて、特に第四章は読ませる。 | ||
| ・戦後、国語改革を推進した松阪忠則が昭和17年に出した本「國字問題の本質」には | ||
| 「國定文字」を定めそれは「どうせカリの物である。何も何百年さきまで使うとゆうの | ||
| ではない。バラックで十分である。早いことが大事だ」とまで書いてあるという。 | ||
| ・また、『「拡張新字体」という不当』には、「山田忠雄先生が言っておられるように、 | ||
| 戦後の新字体づくりとその強制は一種のクーデターであった。しかもこれは、 | ||
| この字体で今後ずっとやってゆこう、ということできめられたものではない。 | ||
| 漢字全廃が実現するまで当分のあいだこれでゆこうという、ごく短期のことだけを | ||
| 考えた、まにあわせの粗雑のものである。」とある。これが100%正しいかは別にしても | ||
| 戦後の日本語、特に漢字を考える時に気に留めておかなければならない事実であろう。 | ||
| そして「文字資産としての文字をJISの手から解き放つことが緊急の課題である。」は | ||
| 今こそ真剣に考えなければならない、新しい改革への提言である。 | ||
| ・ただ、読んでいて何か違和感を感じていたが、筆者の持論が「漢字はなるべく使わぬ | ||
| ようにすべきであるが、それは、漢字を制限したり、字音語をかながきしたりすることで | ||
| あってはならぬのである。」であり、今普通に漢字で書いている熟語などの、かなりの | ||
| 数がひらがなで書かれているからである。一つの高い見識とは思うが、漢字検定の | ||
| 上級を目指している人にとっては、微妙な意見でもあろう。 | ||
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| 書籍名 : | 「文春新書」 舊漢字 −書いて、覚えて、楽しめて | ![]() |
| 著 者 : | 萩野貞樹 | |
| 発行所 : | 株式会社 文藝春秋 | |
| 発行年月日 : | 2007年 7月20日 第1刷 | |
| 定 価 : | ¥880+税 | |
| 頁 : | 295 | |
| 説 明 : | Amazon.co.jpの『舊漢字』を見る |
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| ・表カバーに「戦後の国語改革で一掃されたはずの旧漢字は、どっこい生きている。 | ||
| ・・・・・・その旧漢字を読み、そして書く。これでこそ、よくぞ日本人に生まれけり」と | ||
| 旧漢字で書いてある通り、旧漢字を楽しむ本。 | ||
| ・本の骨組みは旧漢字一つずつ右ページに字形が大きく示され、その筆順も | ||
| 掲載されているが、残念ながら個人的にはあまり好きでない書体である。筆順も | ||
| 3〜7段階であるが、もう少し詳しくてもよかったと思う。 | ||
| ・そして、その漢字をなぞって練習できるようになっていて、その後にはその文字を | ||
| 含む例文を挙げて、それを鉛筆でなぞり書きできるように配列されている。 | ||
| それは116字で、案外と目にする旧漢字であり、最低限の教養なのかもしれない。 | ||
| ・左ページは活字体で新旧の字体・音訓が示され、次にその漢字を含む単語・語句が | ||
| 紹介され、次いで[蘊蓄]として、文字の構成や、漢字にまつわる話題が掲載されて | ||
| いて、これが一番参考になる。 | ||
| ・本文は旧仮名遣いであり、巻末の【新旧字体表を兼ねた索引】も充実していて | ||
| 旧漢字に興味がある人には、新書で価格も手頃なので必需書である。 | ||
| ・尚、当然乍ら本書では、上記で紹介した文は全て旧漢字で書かれている。 | ||
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| 書籍名 : | 漢字道楽 | ![]() |
| 著 者 : | 阿辻哲次 | |
| 発行所 : | 株式会社 講談社 | |
| 発行年月日 : | 2001年 7月12日 第2刷 | |
| 定 価 : | ¥1,500+税 | |
| 頁 : | 202 | |
| 説 明 : | Amazon.co.jpの『漢字道楽』を見る |
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| ・本書と下で紹介する「漢字三昧」は同じ著者であり、内容も重複がかなりある。 | ||
| 両方とも総括的な漢字論であるので、ある程度はやむを得ないのか。 | ||
| ・本の構成は | ||
| プロローグ | ||
| 第一章 漢字との出会い | ||
| 第二章 古代文字を楽しむ | ||
| 第三章 古代文字の世界に遊ぶ | ||
| 第四章 漢字の宇宙 | ||
| 第五章 現代日本と漢字 | ||
| エピローグ | ||
| ・本のタイトル「漢字道楽」は興味をそそられるが、本書の内容とはちょっと違う気がする。 | ||
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| 書籍名 : | 漢字三昧 | ![]() |
| 著 者 : | 阿辻哲次 | |
| 発行所 : | 株式会社 光文社 | |
| 発行年月日 : | 2003年 5月20日 第1刷 | |
| 定 価 : | ¥700+税 | |
| 頁 : | 229 | |
| 説 明 : | Amazon.co.jpの『漢字三昧』を見る |
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| ・本書は、上で紹介した「漢字道楽」と同じ著者で、こちらの方が新しく新書である。 | ||
| ・本の構成は | ||
| まえがき | ||
| 第一章 知っててエラいか?難字・奇字 | ||
| 第二章 誰知るや、漢字の総数 | ||
| 第三章 『中華字海』 | ||
| 第四章 漢字が生まれるメカニズム | ||
| 第五章 部首法、痛し痒し | ||
| 第六章 異体字−混乱の”張本人” | ||
| あとがき | ||
| ・第四章の漢字制作の基本理論「六書」についての説明は、分かりやすくためになる。 | ||
| また、第五章の部首法の話も、漢和辞典の引きにくさを明快に解説しているし | ||
| 第六章の異体字も読ませる内容である。 | ||
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| 書籍名 : | 漢字の読み方レッスン−読む力をパワーアップ | ![]() |
| 著 者 : | 山本修司 | |
| 発行所 : | 株式会社 新水社 | |
| 発行年月日 : | 2004年 4月30日 第1刷 | |
| 定 価 : | ¥1900+税 | |
| 頁 : | 239 | |
| 説 明 : | Amazon.co.jpの『漢字の読み方レッスン』を見る |
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| ・漢字の読み方のランクアップを図る目的の本であるが、常用漢字以外の漢字を | ||
| 対象にしているので、漢字検定では準一級以上の受験者にとっては、あまり | ||
| 類書の多くない参考書として貴重である。 | ||
| ・特に第T章の「漢字の諸要素を知ろう」が、漢字の基礎について簡潔に纏められてあり | ||
| 他のどの本より、分かりやすく尚かつ必要十分である。 | ||
| ・メインは第U章の「音読みは形で覚える」であり、本書の約半分を占める。 | ||
| 漢字の多くは、「部首」と「音符」の2要素で構成され、これは俗に「部首」を偏、 | ||
| 「音符」を旁(つくり)と呼んでいる。漢字の7〜8割は部首+音符から成り立っていて | ||
| その音符の種類ごとにまとめ、グループ分けして、音読みでの読み方の法則性を | ||
| 探り、学習するもので、多数の漢字が掲載されている。ただ、構成として設問が | ||
| 延々と続き、その<読みかた>がうしろにまとめて配置してあるが、第V章のように | ||
| 各項の設問の直後にあったほうが、分かりやすく見やすくて飽きない気がする。 | ||
| ・第V章は「動詞は部首別にまとめて」、第Wが「同字意読語を読み分けよう」 | ||
| 第X章が「グループで覚える」となっていて、漢字検定準一級以上を目標にしている | ||
| 人にとっては、問題集を解くより前に、本書により系統立って学習するのが | ||
| 早道の可能性を秘めている参考書である。 | ||
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