漢字検定 完全征服への道
漢字検定 準1級 奮闘記 書取り
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■出題内容 .
 配 点 : ・1問2点・20問=40点
 範 囲 : ・常用漢字全部と準1級配当漢字で、準1級配当漢字が中心。
 内 容 : ・―線(傍線)のカタカナを漢字に直す書取り問題。
 傾 向 : ・16問が通常の書取り問題。
 後の4問が同音・同訓異字問題。
  (平成19年度1回目。同音・同訓異字問題は3〜5問と変動する。)
■注意事項 .
・漢字検定の基本であり平成17年度までは、15問であったが、平成18年度からは同音・同訓
 異字問題も含んで20問と増えて、満点で40点となっている。これを確実に得点できたら
 大きいし、平成18年度では、合格者平均得点であると8割を越えている。それは練習では
 試験直前で、1回行なった練習問題は9割程度を得点できているようになっている必要が
 あると言う事であり、現実として勉強しなかった漢字が、狙ったように出題されるものである。
・現実問題として、出題範囲は無限大と言ってよく、過去出題された問題が何回も出題される
 とはよく言われるが、やはり複数の参考、問題集は必要であろう。。
■勉強・攻略法 .
・問題集等をどの程度やれば合格できるかが、一番の関心事となるが、その人の元となる
 漢字力によって大きく違ってくる。また、何でもそうであるが、一旦合格してしまうと、「いえ、
 余り勉強はしなかったです。」と言いがちである。また、同じ時間を掛けても、どれだけ
 集中して行ったかで、随分と違ってくる筈である。その上、普通の人は、漢字検定だけに
 時間を費やすことは、そうそう出来ない。しかし、意欲も時間も有り余る程有ると言う人に
 最適なのが、高橋書店の『漢字検定 準1級 学習ノート』【以下『学習ノート』】である。
・「配当漢字1013字を完全網羅!」と謳っている通り、2級までの漢検協会発行の『漢字
 学習ステップ』と同じように、部首順に準1級配当漢字を学んでいく形式である。しかし、
 これを全て終らせるには、かなりの時間と根気を必要とする。ステップ13まで行なったが
 (1ステップ20漢字×13=260漢字)とうとう挫折した。挫折したというより、これを行なっ て
 いては、間違いなく時間切れで他の学習ができないと判断し諦めた。だが、1級も目標と
 している人で意欲がある人には適切な問題集であろう。多分今さら本書を行なう事はない
 だろう気がするが、好ましい本である。また、第2章のジャンル別問題の「誤字訂正」は48問
 掲載されていて、利用した。
・まだ僅かしか練習していないので、あまり確たることは言えないが、1級になると読みの問題と
 書きの問題のレベルに差があり、読み相応の問題が書き問として出題されることや、書き
 相応の問題が読み問と出題されることは余り多くない感じがするが(それほど読み問題の
 漢字は難しいと言えるし、書き問題の漢字は練習すればどうにかなる気がする漢字も多い。)
 準1級では、『完全征服』や高橋書店の『頻出度順』で読み問、書き問と区別されている
 意図がよく分らない。『完全征服』は過去問から選択しているので、まだわかる気がするが。
・つまり、読み問とされている漢字、熟語も書けるようになる必要があるのである。書き問では 
 読めるのは当然であるので、書取りの練習問題は、ほぼ倍となる。準1級1回目受検直後は 
 もっと広く学習しなければと強く思ったが、書取り問を満点を狙っても困難な話であるので
 2回目の最後の方では、『完全征服』の読み問題を含め全て書ける事を目標に勉強した。
・やはり、過去問をやり尽くすというのが、受検の近道である。増してや、準1級配当漢字では
 これは読み問用、あれは書き問用などと決まっている訳ではない。当然1級でもそうであるが
 程度問題がある。
・読み問題の漢字をノートに書いて、振り仮名をふる。書き問題の漢字も当然ノートに書く。
 ある程度、体で、手で覚えないと記憶の定着はできない。多数の漢字を丁寧に書く事も
 ある種の快感を覚える行為に感じるが、いかがでしょうか?。
■受検感想 .
・自己採点:32点/40点    実際の得点:30点   ・全受検者の平均点:22.7点
・前問の「共通の漢字」に梃子摺った事により、完全に読み問題の調子好さのペースを
 失って、書き問題の最初は「カブキ」を「歌舞岐」。間違っているのは分るのだが、正しい
 漢字を思い付かない。冷静さを失うと「歌舞伎」も度忘れしてしまう。
・3問目の「シラカバ」も全く見当が付かなかった。「白」までは分るがお手上げ。正解の
 「白樺」を見てああ、そうか。
・6問目の「事態は異様なソウボウを呈してきた。」も分らない。「壮傍」とし掠りもしない。
 これは正解の「相貌」を見てもしっくりこない。
・最後に11問の「モチロン」を「忽論」としていた。勿論、間違い。
・「忽論」以外は、間違っているのは自分でも分り、また他にも自信のない漢字が4〜5字
 あり、何故か急に暗雲が立ち込めてきた。その嫌な予感が当たってしまうのか。どこかで
 踏ん張り、再度良い方向へ持っていきたい。
・自己採点で正解とし、結果で×となっていたのは、「投函」。書いた漢字は間違いなく
 投函なので、「函」の2画目のはらいが拙かったとしか考えられないが、不正解とする
 ほどかとは思う。しかし、書いた漢字のとめとはらいは、かなり厳密に採点している
 ことがわかったのは、収穫としよう。
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