漢字検定 完全征服への道
漢字検定 準1級 体験記 文章題
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■出題内容 .
 配 点 : ・書取り 1問2点・5問=10点
 読み  1問1点・10問=10点
 範 囲 : ・常用漢字全部+準1級配当漢字。
 内 容 : ・準1級で初めて出題される形式で、殆どが明治から昭和の文豪の文藝作品から
 出題され、文章中の傍線のカタカナを漢字に直す書取り問が5問で、波線の
 漢字の読みをひらがなで記す読み問が10問で合計20点となる。
 傾 向 : ・よく準1級配当漢字を絡めた熟語や一字訓が出題される。
■注意事項 .
・文章題といっても、結局は熟語や一字訓の読みや書取り問なので恐れることは無い。
・しかし、といっても準1級の検定であるので、一筋縄にはいかない。読みの問題は表外読みや
 熟字訓や当て字がよく出題される。素直にはいかないのである。
・書取り問も、文章の流れから見当をつけていかなければならないが、直ぐには思い付かない
 熟語も多く、思い付いても書けない漢字の可能性も高くなる。
・最後の問題なので、準1級では時間配分もある程度考慮して進めいてないと終了時間が
 気になって集中できない事態も予想される。
■勉強・攻略法 .
・文章題を改まって勉強する必要は無いと考えられる。最後は漢字を読み、書く問題なので
 他の出題形式の学習が、本問題の対策に直結する。但し、初めて受検する時は出題形式に
 慣れる様に、一通りの問題集の問題を実施する価値はあると考えられるが、予想問題が
 直ちに検定対策に役に立つとは思えない。
・平成19年第3回目は、文章が4文であり、その時その時に柔軟に対応できるように、日頃から
 明治・大正・昭和の前半の文藝作品に慣れ親しんでおくのが一番であろうが、現実として
 検定の場は、文学鑑賞ではないので、余り難しく考える必要も無い。
・しかし、漢字検定の受検が、特に準1級受検の体験が、過去の文学作品に親しむきっかけと
 なったら、素晴らしいことであるし、それがより漢字の理解を深めることになるのであろう。
■受検感想 .
・自己採点:17点/20点   ・実際の得点:15点   ・全受検者の平均点:10.0点
・書き問題は「ヘンサン」を「変纂」としていて、まともではない。「編纂」が正解で「変纂」という
 熟語はない。自分で熟語を作っていても埒は明かない。しかし、「ヒケン」を「比肩」に
 「タイエイ」を「退嬰」と正解であり、試験中は自信がなかったが、幸運であった。
・しかし、読み問題は全体的に難しくて自信を喪失させるに十分な問題であった。
 「縦令」を「たとい・たとえ」と読むとは全く見当がつかず、まだまだである。
・試験問題も「持ち帰ってはいけません」との事であったので、解答の見直しをするなら
 試験内容や配点を覚えて帰った方がよいのではないかとか、イヤイヤそれは本筋でないと
 思い直したりと、はっきりいって集中力不足。しかし、試験中にそんなことを考えている人は
 流石に殆どいなかったであろう。実力もないのに余分な事を考えていて合格できるほどに
 漢字検定 準1級は甘くはない。
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