漢字検定 完全征服への道
漢字検定 準1級 体験記 対義語・類義語
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■出題内容 .
 配 点 : ・1問2点・10問=20点
 範 囲 : ・常用漢字全部+準1級配当漢字。
 内 容 : ・対義語(*1)5問と類義語(*2)5問で、同じひらがなの選択肢から選び漢字に直す。
   *1 対義語:お互いに反対の意味を持つ言葉(反対語)+ 
            意味の関係から反対の言葉(対応語)。
   *2 類義語:お互いの気味の重なりが全く同じ言葉(同意語)+
            お互いに似た意味を持つ言葉(類義語)。
 傾 向 : ・答える熟語は、ほぼ準1級配当漢字が含まれる。
■注意事項 .
・色々な出題形式の中で一番難しいのではないだろうか。出題熟語もあまり見たことのない
 熟語が多く、その回答選択肢も漢字が思いつかないし、思い付いたとしても書けない事も
 多い。ましてや選択肢が「対義語」になるのか「類義語」になるのかも見当がつかない時さえ 
 ある程に奥は深い。
・その上に、学習なり勉強に時間が掛かるときているので、始末が悪い。読みなり、書取りは
 基本的に読んで書いて暗記すれば終りであるので、比較的頭を使うことも少ないが、
 「対義語・類義語」問は考えてが必要であり、それが捗らない原因となり、長い勉強は疲れる。
・そして、準1級ともなると熟語の意味さえ知らないものもあるので、それを調べるにまた時間を
 必要とする。2級と出題形式は全く同じであるが、難易度に格段の違いあるのも本形式が
 一番ではないだろうか。これは個人的な好き嫌いを越えた感想であると思う。
・この出題形式は語彙力を見ると言われている通り、地道に勉強を続けること以外に力を
 蓄える方法があるとは思えず、慣れてくると道は拓けてくるのも間違いない事実である。
■勉強・攻略法 .
・幸いなことに出題数と選択肢は10熟語であるから、とにかく分かるものから解いていけば
 残りはそう多くはない筈であり、一つ一つ片づけていくしかない。焦らないことである。
・対義語・類義語と言っても、正確に対応している訳でもなく、実際に知っている熟語の問題の
 正解を見ても違和感を感じる問題もあり、ある程度大きく捉えないと迷路に嵌まり込んでしまう
 ので、柔軟な発想で余り拘らないことも必要である。
・一番肝心なのは、熟語が分かっても漢字を正確に書けないと正解とならない事である。折角
 熟語に辿り着けたのに、書けないのは悔しいものである。漢字検定であるので当然であるが
 熟語を漢字で書くのは、他の出題形式の学習も十分役に立つので、諦めてはいけない。
・とにかく知っている語彙を増やすことが大切であるので、参考書に掲載されている熟語は
 一通り流してでも目を通し、やはり意味の分からない熟語は自分で調べ、自分のものと
 したいものである。
■受検感想 .
・自己採点:10点/20点   ・実際の得点:10点   ・全受検者の平均点:10.6点。
・やはり難しい。実は「対義語・類義語」問は殆ど勉強していかなかったので、自分では
 健闘したと考えているが、勉強しないで受検し上手くいく程甘くないと言うことである。
・問題熟語で「懸絶」、「憂慮」、「斧正」あたりは正確な意味がわからず、選択肢の
 「かくせい(覚醒)」、「てんまつ(顛末)」は漢字が書けない。「ひけつ」も解答を「秘決」とし
 道は遠い。「秘訣」がスムーズに出てこないレベルでは辛い。
・本問題を終わったら、もう集中力は雲散霧消。しかし、次は比較的好きな「故事・諺」問。
 ただ参加しただけでは意味がないので、気力を絞り出し必死の抵抗ができるのか。
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