漢字検定 完全征服への道
漢字検定 準1級 体験記 共通の漢字
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■出題内容 .
 配 点 : ・1問2点・5問=10点
 範 囲 : ・常用漢字全部。
 内 容 : ・2文の熟語の空白に共通の常用漢字を記す。具体的には
   現在の日本は平( )だ。
   日本らしい様子を( )風という。 答え・・・和
 まるで漢字パズルで、尚且つ解答は常用漢字であるのが嬉しい。
 傾 向 : ・書き換え問が無くなり、共通の漢字の書き問となった本問の方が易しいと
 思われるが、参考書や問題集はまだ対応しているものは無い。ただし、
 練習問題や予想問題が当たるとは思えない程、出題範囲は広い問題である。
■注意事項 .
・以前に出題されていた書き換え問は、漢字の教養としては知っている方が望ましいが
 今後の受検対策とはならないので、注意が必要である。しかし、出題形式が変更と
 なると、出版社も大変である。変更された出題形式に対応されているかで、本当の
 版が判かってしまい、いくら○○年版としても空しい。
・要領としては、漢字パズルであるが、やはり準1級の出題なので、そう簡単な問題は
 出してくれない。2文の内、1文は見当つくが1文は怪しい程度の熟語となっていて
 見当が付く1文でいかに正確な漢字を推測できるかが鍵となってくる。
・また新しい出題形式なので試験の為の練習ができないが、やはりこれも常日頃の
 研鑽や、漢字に対する取り組みが大きくものを言いそうな問題である。
・共通の漢字なので、2文で一組で、10文の5漢字を、後の選択肢の8語から選択する
 形式で紛らわしい問題形式となっている。一番は共通の漢字が、共通の読みと
 なるのかが不明であるので、選択肢の8語の意図を図りかねることになってしまうが、
 「19年度版」の過去問題集を確認すると、共通の漢字は共通の読みとなっている。
・分り易く書くと、正解が「定」と仮定すると、「_刻」と「決_」という出題はあり得るし、
 「_規」と「勘_」もあるが、「_刻」と「勘_」や、「決_」と「_規」のように、違う読みの
 出題はなかったということである。つまり選択肢の内、正解は5語で、他の3語は引っ掛けと
 いうことである。本年度も同様かは分らないので、気を付けなければならないが、基本と
 しては、選択肢の8語全ての読みとしなくて良いのは確かであろう。
■勉強・攻略法 .
・書き問であるので、答えがわかっても書けないと意味が無くなってしまう。但し、解答は
 常用漢字と指定されているので、余り心配することは無い。しかし、下の級から順番に
 受検してきた人は問題無いが、準1級が最初の受検であると、常用漢字をどの程度理解
 しているかを試される結果となる。
・新しい問題形式なので、本問題形式に対応している参考書は少ないが、結局は「誤字
 訂正」問と同様で、他の問題の練習なり、勉強が本問にも有効となる。
・本サイト内の「準 1級 共通の漢字」も、漢字パズルの感覚で、共通の漢字を連想する 
 感性を磨くよう工夫したので、一度試してみて下さい。
・準1級を受検しようとする人にとっては、問題としてはさして難しくないので、書き問最初の
 本問で弾みを付けたいものである。
■受検感想 .
・自己採点:8点/10点   ・実際の得点:8点   ・受検者の平均点:4.1点
・回答の読みは後の□から選ぶのであるが、文としては10文あり、選択肢は8語。
 今までは同様の選択肢がある時は、全てを1回使って丁度良くなっていたが
 数があわなくて、どうも巧くいかない。その意図・意味が解らないまま、とりあえず解答。
・「官庁から( )達があった」「( )衣の交わりを結ぶ」問で、読みに「つう」もあり
 回答は「通」。「通衣の交わり」なんて言葉は知らないが、「布衣の交わり」という
 言葉も知らなかった。正解は「布」。残念。
・他の4問は結果的には正解であったが、試験中は上記の件もあり自信がなかった。
 その自信の無さが益々焦りを生み、諦めの気持ちを生んで、次は問題の書取り問へ。
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