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Amazon.co.jpの『「社交界」たいがい』を見る |
| 書籍名 |
: |
「社交界」たいがい |
| シリーズ |
: |
単行本 |
| 著者 |
: |
山本夏彦 |
| 初版発行 |
: |
一九九九年二月二十五日 〔平成11年〕 |
| 紹介版 |
: |
一九九九年四月十五日 第二刷 |
| 発行者 |
: |
藤沢隆志 |
| 発行所 |
: |
株式会社 文藝春秋 |
| ISBN |
: |
4-16-354830-0 |
| 定価 |
: |
1429 |
| 頁 |
: |
262 |
| 印刷所 |
: |
精興社 |
| 製本所 |
: |
中島製本 |
| 装幀 |
: |
坂田政則 |
| カバーイラスト |
: |
川田 徹 |
| 初出 |
: |
T 『文藝春秋』『諸君!』90年代後半のもの |
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U 『文藝春秋』’94年6月〜’95年9月/『諸君!』’99年3月 |
| かいつまんで言う |
: |
■T部は『文藝春秋』『諸君!』90年代後半のものをまとめたもの。 |
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U部も『文藝春秋』『諸君!』90年代のものをまとめたもの。 |
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文藝春秋の「諸君!」「文藝春秋」「室内」などに連載したものを纏めたシリーズは |
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『装幀:坂田政則 カバーイラス:川田憲一または川田 徹または川田 進』であり |
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これはその9冊の第9冊目である。故にこれでお終いである。 |
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文藝春秋からはこれ以降も文春新書3冊と「完本 文語文」と「最後の波の音」が |
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出版されたが、このシリーズはお終いである。長い間お疲れ様でした。 |
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山本氏は職人大好きではあったが、虚業というか、インテリというか、実業でないものは |
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認めなかった。ただ、自分を含めてであるが。そこでお金の話しになると本書「オカネ |
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ガ アリマス」ではこう語る。『人間万事清く正しく美しいばかりでないことを、教科書は |
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暗示または明示しなければならない。証券会社は株屋だと言わなければならない。 |
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株屋なら悪事を働くに決まっている。その株屋にそそのかされて買ってソンしたのは |
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欲ばってソンしただけでこれまた被害者なんかではない。』これまた「同じことを言う」 |
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であるが、これは昔の普通の人は普通に言っていた事でもあるんですがね。 |
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山本氏の永遠で最大のテーマである「現代」について本書「21世紀は来ないだろう」で |
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『宗教と哲学は行きつくところに行きつきました。人知は出尽してそれで救われない |
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から、機械にすがったのです。そしてもとへはもどれないのです。知恵あるものは知恵で |
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滅びるとつとに古人は言っています。』と書く。これは厭世観ではなく、ただの悲観論でも |
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ない。そして本書「21世紀は来ないだろう(再び)」〔99年1月〕でも、『世界中がいっせい |
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に無にすることに成功する日は近い。今こそ哲学と宗教の出る幕なのにそれは出る |
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見込みはない。全くない。出てくるとすれば淫祠邪教である。そもそも哲学に、宗教に |
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絶望して生じた機械信仰である。今さらもとへは戻れない。時間はもうない、21世紀は |
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来ないというゆえんである。』と云う。しかし我々は21世紀を生きている。時間は経った |
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のである。しかしである。続いて『ほら来たじゃないかと一両年経って私を嗤ってはいけ |
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ない。私は抽象的な意味で21世紀と言っているのである。ある種の動物が全地球を |
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覆ってわがままの限りを尽くして許されるということはないのである。』我々は智恵ある |
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動物であるが、あくまで動物である。智恵得たことが災いと招いたと云うのであろうか。 |
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地球に対して我儘は許されることでないことを何時知るのであろうか。我が温室地球号。 |
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Amazon.co.jpの『文春文庫 「社交界」たいがい』を見る |
| シリーズ |
: |
文春文庫 |
| 初版発行 |
: |
2002年2月10日 〔平成14年〕 |
| 紹介版 |
: |
2002年2月10日 第1刷 |
| 発行者 |
: |
白川浩司 |
| 発行所 |
: |
株式会社 文藝春秋 |
| ISBN |
: |
4-16-735214-1 |
| 定価 |
: |
495 |
| 頁 |
: |
266 |
| 印刷 |
: |
凸版印刷 |
| 製本 |
: |
加藤製本 |
| カバー・イラスト |
: |
川田 徹 |
| カバー・デザイン |
: |
坂田政則 |
| 初出誌 |
: |
一九九九年二月 小社刊 |
| 解説 |
: |
古山高麗雄 |
| かいつまんで言う |
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■山本夏彦氏の文春文庫18冊の内、16冊目。 |
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古山高麗雄氏が「解説」に素直で、優しく、暖かく『山本夏彦さんのエッセイを愛読して |
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来て、もう何年ぐらいになるだろうか。三十年ぐらいかな。』と書き、個人的には全く同感の |
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『もし、山本さんの文章なかりせば、と想像すると、私は背筋が寒くなる。』であり、 |
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さらに『その私にとって戦後にあって、戦前、戦中になかったものの一つは、山本さんの |
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文章を雑誌や本で読めることだ、と思っている。』とまでの賛辞を送っている。 |
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