何用あって月世界へ
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書籍名 何用あって月世界へ 山本夏彦名言集
シリーズ 単行本(セミハード)
著者 山本夏彦  
選者 植田康夫
初版発行 1992年10月4日 〔平成4年〕
紹介版 1992年10月4日 第一刷
発行者 村田耕二
発行所 ネスコ (日本映像出版株式会社)
発売元 株式会社 文藝春秋
ISBN 4-89036-839-6
定価 1500
253
印刷 美研プリンティング
製本 美研プリンティング
装幀 坂田政則
かいつまんで言う ■山本夏彦氏の著書「日常茶飯事」〜「『豆朝日新聞』始末」の名言箴言集。
 巻末の「なつひこ はやわかり かるた」 <絵と文 浜野孝典>が絶品。
  この本が出版されるとき、週刊誌に発売予定の広告があり、山本夏彦氏の
 本は普通入手できるものをほとんど持っていたにもかかわらず、発売日を
 楽しみにし、書店に駆けつけたことを思い出す。
  選者の植田康夫氏は文庫本「生きている人と死んだ人」の解説を書いていて
 これの評判が良かったのも選者に選ばれたひとつでなかろうか。本書は選びに
 選んだものだが、それでもかなりの分量があるのでほとんどの名言が入っていると
 思われるが、本「夏彦の影法師 著者:山本伊吾 発行所:新潮社」によると
 山本氏が、割愛されたものの中で『「明治の昔の貧困と今日のそれは質的に相違した
 もので、電気じかけの貧困こそ真の貧困だと仔細あって私は信じている」』を紹介して
 いると書いているが、これさえも割愛せざるを得なかったのも凄い事である。そして、
 その出来上がりは同書に『<何用あって出来、面白し>と十分満足したようだ。』と
 あり、植田康夫氏のあとがきにあたる『「死んだ人」の生きている文章』の最後の言葉
 『本書は山本氏のコラムを愛する人たちにとっては、キリストを信じる者にとっての
 心のバイブルのような役割を果すにちがいない。』も大仰ではあるが頷ける。
  
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シリーズ 文春文庫
初版発行 2003年7月10日 〔平成15年〕
紹介版 2003年7月10日 第1刷
発行者 白川浩司
発行所 株式会社 文藝春秋
ISBN 4-16-735217-6
定価 543
245
印刷 凸版印刷
製本 加藤製本
カバーイラスト 川田 徹
カバーデザイン 坂田政則
初出誌 単行本 一九九二年十月 文春ネスコ刊
選者・あとがき 植田康夫
かいつまんで言う ■何故か文庫本化されなかった本書が、山本氏が亡くなられた後に文庫本となった。
 そのために植田康夫氏は、あとがきにあたる『「死んだ人」の生きている文章』の最後に
 『晩年の氏は、自分の書くものについて、同じことを繰り返していると自ら表明しておら
 れたが、それは古典落語の練られた芸にも似て、山本ファンは何度読んでも、語り口の
 絶妙さに魅了された。そして、山本氏の文章は、内容が辛口であっても、「声に出して
 読みたい日本語」の典型でもあることを、読者は、よく知っていた。』などを追加されて
 いるが、こうして本書が文庫本となり、幻の名書とならずに済んだのは嬉しい事である。
 
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